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レディオヘッド ニューアルバム「A Moon Shaped Pool」はアンビエント 日本最速全曲レビュー

May 9, 2016
約 6 分
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A Moon Shaped Pool レディオヘッド

A Moon Shaped Pool
レディオヘッド

Radioheadがニューアルバム「A Moon Shaped Pool(ア・ムーン・シェイプト・プール)」をリリースしました。すでにiTunes Storeから配信されています。購入はこちらから。


このページでは日本最速で全曲レビューを掲載します(2016年5月9日午前5時18分に掲載)

総評 – 夢と現実の間を彷徨うようなアンビエントなサウンド

今回のアルバムを聴いた印象は、今までの作品にはないくらいアンビエントなサウンドだということ。

1stアルバムから3rdアルバムまで聞こえた歪んだギターサウンドは一切聞こえず、ピアノ、ストリングス、シンセサイザー、そして電子音のドラムでほぼ構成されている。

特にピアノとストリングスの占めるウェイトが非常に大きい。

曲のテンポは全体的に遅めでゆったりした印象。空間の広がりを感じさせるエフェクトが多用されていることも相まって、夢と現実の間を彷徨うようなサウンドになっている。

前回のThe King of Limbsから引き続き、電子音に傾倒しているものの、よりアンビエントさが強調されたアルバムとなった。

またピアノとストリングスが多用されていることからクラシカルな印象を受ける。

いわゆるノレるロックアルバムではなく、環境音楽に近いアプローチになっている。評価が分かれるアルバムだが、管理人はかなり気に入った。

 

収録曲リスト

01 Burn the Witch
02 Daydreaming
03 Decks Dark
04 Desert Island Disk
05 Ful Stop
06 Glass Eyes
07 Identikit
08 The Numbers
09 Present Tense
10 Tinker Tailor Soldier Rich Man Poor Man Beggar Man Thief
11 True Love Waits

A Moon Shaped Pool 全曲レビュー

01 Burn the Witch

今回のアルバムで最初に配信された曲。ストリングスの短いフレーズが幾重にも重なり、高揚感とスケールの大きさを感じさせるアルバムの始まりにふさわしい一曲。

サビでは「魔女を燃やせ、お前の居場所はわかっているんだ」と伸びやかに歌う。BPMは75。

02 Daydreaming

今回のアルバムでBurn The Witchの次に配信された曲。繰り返すピアノの音色とシンセサイザーの透明感のある音色、そしてエフェクトのかけられたトムのボーカルが細切れに聞こえる、まさに白昼夢のような曲。

夢はこの曲から始まり3曲目まで続く。BPMは92。

03 Decks Dark

遠くで鳴り響く鈴の音と一定間隔で刻まれるマシンビート、2曲目のDaydreamingに続き空間の広がりを感じるエフェクトが多用され、非現実的な世界を感じさせる。

曲中盤から女性コーラスと生ドラム、ベースの演奏が入りより、現実と非現実の狭間を行き来しているような感覚に陥る。BPMは70。

04 Desert Island Disk

3曲目までとうって変わって、はっきりとしたアコースティックギターの音色とトムの声から始まる曲。

現実に引き戻された気分になる。トムの気怠げなボーカルが秀逸。BPMは57。

05 Ful Stop

テンポの早いドラムサウンドから始まる曲。このアルバムでは珍しくテンポが100越え。

低く鳴り響くベースの音色、そしてこのアルバムを通して聞こえる空間を感じさせるシンセサイザーの音色。

深夜のハイウェイをドライブしているかのような感覚に陥る。曲の後半はIn Rainbowsに収録されていたjigsaw falling into placeに酷似する。BPMは148。

06 Glass Eyes

様々なエフェクトがかけられたピアノと、なめらかなストリングスの音色。

映画のエンドロールを彷彿とさせるような美しい曲。トムの囁くようなボーカルが心地良い。BPM59。

07 Identikit

ドラムのビートから始まる曲。遠くで聞こえるトムのボーカル、細切れに聞こえるギターの音がシタールのようにも聴こえ、どこか中東の雰囲気を感じさせる。

このアルバムでは珍しく、ドラム・ベース・ギター・ピアノなど各楽器の演奏がよりはっきりと聴こえる。

また曲後半からは荘厳な印象を与えるコーラスと雷のようなサウンドが鳴り曲が最高潮に達した時点で嵐のような残響で曲は終わる。BPM76。

08 The Numbers

曲の全体にわたって男の笑い声が聞こえるのが印象的。

曲の3分過ぎからの子供の声のコーラス、低いストリング、そして扇動するかのようなトムのボーカルによって、6曲目のGlass Eyesと同じように映画のワンシーンを彷彿とさせるものの、勇ましい印象を受ける。BPMは78。

09 Present Tense

サンバのようなリズムパターンと、エスニックなタムとパーカッションの音色が印象的な曲。終始曲を通して聞こえるアコースティックギターの音色が哀愁を感じさせる。

やや他の曲とは異なる存在感を放っており、それがこのアルバム全体で見た時のスパイスになっている。BPMは92。

10 Tinker Tailor Soldier Rich Man Poor Man Beggar Man Thief

Hail to the thiefの8曲目のThe Gloamingと同じシンセサウンドがイントロで流れる。

終始エレクトリックピアノとアコースティックピアノのフレーズがループし、回転する車輪のような曲。BPMは89。

11 True Love Waits

ライブアルバムI Might Be Wrongにトムのギター弾き語りで収録されていた曲。今回はボサノバのようなリズムの、ピアノの弾き語りとなっている。

何重にも折重なり川のせせらぎに聞こえるピアノの音とトムのざらついた掠れた声のボーカルに、心を強く揺さぶられる。BPM68。

 

 

いかがでしたでしょうか。iTunesではすでに配信されています。購入はこちらから。


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